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執筆者の写真大野(2期部長)

スパイスは辛くない?

更新日:2020年5月17日

最近は不要不急の外出を避けないといけないので、週2程度のスーパーへの買い出しが楽しみな二期部長です。「主婦じゃん!」というツッコミも、もはや聞き飽きました。


さて、みなさん「スパイス」にどのようなイメージをお持ちでしょうか。




スパイシーという言葉や、香辛料という漢字のせいもあり、

「辛い」というイメージが始めに来る人は多いと思います。


学園祭で、スパイス部の販売する食品を宣伝していても、辛いのが苦手だからという理由で断られることが多くて、、、


しかしそれは間違いです。スパイスと呼ばれるもののうち、そのほとんどは辛みを持ちません。例えば、インドカレーには一般に数十種類のスパイスが使われますが、辛みのもとは、主にこしょうとチリペッパーの二種類です。


実は、この日本人の「スパイス=辛い」というイメージには、日本の特徴に関係があるのです。


スパイスは歴史的に、現在のような​料理の風味づけに使うよりも、防腐効果、殺菌効果による保存に用いられてきました。広い大陸では、食料を遠くまで運ばなければならず、その過程での腐敗を防ぐ必要があります。


一方で、日本は海と山に囲まれた恵まれた地形のため、スパイスを防腐のために使う必要がありませんでした。よって、薬味として使うことが多くなり、それが「辛い」というイメージにつながっているといわれています。


実際に、日本のスパイスで有名なものといえば、わさびやからし、こしょうやショウガ、七味など、辛みを持つものばかり。これは「辛い」ってイメージになるのも頷ける。。


ということで、「スパイス=辛い」ではないことや、そのイメージの由来をわかっていただけたでしょうか?スパイスへの誤解が解けたり、スパイスに興味が出てきたという方がいれば、うれしい限りです!


二期部長 大野

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